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2015年5月27日

豆乳バナナプリン


これはまったくの偶然からできあがったレシピです。ある寒い朝、冷たいスムージーには耐えられないと思っていつものきな粉バナナスムージーを小鍋で温めて、飲みやすい温度になるまでしばらく置いておきました。ふと見るとプリンのように固まっていたのです。Instagramの投稿を見るとそれは一年以上も前のできごとで、それなりのものに仕上げようと作ってみた今回が実は二回目です。

どうしてそうなるのかも今回わかりました。豆腐ができあがるのと同じで、バナナの中のマグネシウムが豆乳を固める役割をしているようです。バナナが空気に触れて変色する性質はまるでオーブンで焼いたか、カラメルの色素がついたかのような演出もしてくれるし、この簡単さに誰もが、プリンを作るのに卵は要らないと納得してくれるでしょう。

無調整豆乳を用意してくださいね。きな粉がなくても作れます。






材料 (大きめのプリンカップ4個分) 
バナナ - 2本
豆腐を作れる豆乳 - 1カップ(200cc)
きな粉 - 大さじ1.5
メープルシロップ - 小さじ1(お好みで)
フルーツ、ナッツなどお好きなトッピング - お好みで 

作り方
1) 材料をすべてブレンダーに入れてかくはんする。
2) かくはんしたものを鍋に移して火にかけ、沸騰直前の温度で混ぜながら1分弱煮る。泡が気になる場合はアク取り器などですくう。
3) 容器に流し入れて、泡を押しつぶすようにしてスプーンで少し混ぜる。その後、容器を軽く台に落とすようにして空気をさらに抜く。すでに固まり始めているはずなので、こぼす心配はありません。
4) 冷めてから冷蔵庫に入れて冷やす。


 冷める頃にはしっかり固まっていますが、冷やすとよりおいしいでしょう。


混ぜて温めて流し入れただけで、焼いたみたいな色がつきます。よりおいしそうに見えるし楽しいですね。


5) お好きなトッピングをのせてどうぞ。



写真ではスライスしたバナナ、チェリー、スライスアーモンド、ミント、ARCTIC POWER BERRIES のクランベリーパウダーをトッピングしています。



今日の豆知識 / 無駄知識

豆腐を固める時に使われるにがりは、海水から塩を作る時にできた粗製海水塩化マグネシウムというもので、ナトリウム、マグネシウム、カリウムが主な成分です。バナナは比較的マグネシウムもカリウムも豊富なので、豆乳に対してにがりのような働きをするものとしてぴったりだったみたいです。バナナ味のプリンに飽きちゃったなんて時はにがりを使ってみてもいいと思います。自家製豆腐にも使えます。説明書きにある豆乳の量に対する分量に従ってください。日ごろのマグネシウム不足が気になるなんていう方にも、何にでも数滴入れて使えていいみたいですよ。

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