2015年5月21日

たたきごぼう


今日は新ごぼうが手に入ったので、ごぼうそのものをより味わえるように、きんぴらではなくたたきごぼうにしました。思ったとおり、毎度のことですが、ごぼうがこんなに甘いなんてと幸せいっぱいでいただきました。




このレシピは、20年前に愛用していた「やっぱりお昼はおべんとう」(婦人之友社出版)の中にあるたたきごぼうのレシピが元になっています。今回は麻の実ナッツとけしの実をごまの代わりに使っています。ナッツでしたら何でもいいと思います。

材料 2-4人分

ごぼう - 2本
麻の実ナッツ - 大さじ2
けしの実 - 大さじ2
煮切りみりん - 大さじ2
りんご酢 - 大さじ1
醤油 - 小さじ1
塩 - 小さじ1/2
昆布だし - 大さじ2

アク抜き用の酢 - 小さじ1

唐辛子の輪切り - お好みで

作り方


1) ごぼうを洗って、皮を包丁の裏でそぎ落とし、4-5cmの長さに手で折るか、包丁で切りわける。


それをすりこぎか包丁の柄を使ってたたいて割る。固い場合は包丁で割れ目を入れてから手で開いてもぐ。 水を入れたボウルに割ったごぼうを入れていき、アク抜きする。さらにアク抜き用の酢を入れた湯に入れ、3分から5分、お好みの固さになるまでゆでて、ざるにあげる。
包丁の柄を使う場合はしっかり握ってすべらないように注意してください。

2) すり鉢に麻の実ナッツを入れて軽くすり、けしの実と調味料も入れて混ぜる。ゆでたごぼうも熱いうちに加えて和える。好みで唐辛子の輪切りも混ぜる。

すり鉢がない場合はすらなくても大丈夫です。ごまを使う場合はすりごまを用意するといいでしょう。
しばらく置いておくとより味がなじみます。


おせっかいアドバイスコーナー


ごぼうをたたき割ることで味がよりなじみやすくなります。よくレタスなどの葉ものやこんにゃくが包丁を嫌う(包丁でスパっと切るよりちぎるなどした方が美味しい)と言いますが、だいたいの食べ物はまるごとかぶりつくのが一番おいしいんじゃないかという気がしていまして、新物はさらにやわらかくもあるので、きゅうりなどもそのままの味を味わいたい時はできるだけ折る、割るなどしています。きゅうりのたたきも同じようにしますが、最後まで道具でたたき続けると中心の種の部分など特にぼろぼろになるので、割れ目ができたら手で開くといいでしょう。


今日の豆知識 / 無駄知識

ごぼうはスーパーで売っている状態でも 50cm~80cmはあると思います。これだけの長さのものを地中から引っこ抜くのはとても大変な作業だと思います。それで東北の方でごぼうを使った表現があるそうです。しつこく文句を言う人やだだっ子など、やっかいで手のかかるの人ことを「ごんぼほり」と呼ぶそうです。おいしいごぼうが食べたくてごんぼほりを経験してみたくとも、ごんぼほりにはなりたくないですね。気をつけます。


こちらが20年愛用のレシピ本